女優のアン・ハサウェイ(41)が、1日に10人の男性俳優と「イチャイチャ」するよう求められた昔のオーディションを非難している。今は時代が「まったく違う」ことに感謝しているというアンだが、「気難しい」というレッテルを貼られたくないがために当時、相性のテスト中に何人ものハリウッドの男性俳優と「興奮している」ふりをしなければならなかったそうだ。
アンはV誌にこう語っている。「これは私に起こったことだけど、2000年代には相性を調べるために俳優に他の俳優とイチャイチャするように要求するのは普通のことだと考えられていたわ。でも、これは最悪のやり方よ」「『君はキャストされている。今日は10人来るけど、全員とイチャイチャすることに興奮しないの?』って言われて私は興奮しなかったから、『私ってどこかおかしいのかな?』と思った。気持ち悪かった」「私はとても若かったし、『気難しい』というレッテルを貼られることで全てを失うことがどれほど簡単なことかをひどく理解していた。力ずくでもなかったし、誰も私を酷い目に合わせようとも、傷つけようともしていなかった。ただ、とても違う時代だったの。今はもっとよく理解できるわ」
現在プロデューサーでもあるアンは、新作映画『アイデア・オブ・ユー 大人の愛が叶うまで』で自身の相手役となる男性をキャスティングするプロセスを変えたという。「それぞれの役柄が好きそうな曲を選んでもらい、それを私の役柄に聴かせて踊らせるの。そして、短いアドリブをやる。夕食か散歩か何かから戻ってきたように椅子に座って、再生ボタンを押して、一緒に踊り始めるのよ」
そしてアンは、最終的な共演者となったニコラス・ガリツィーン(29)が、アンと監督のマイケル・ショウォルター(53)を含め、「空間全体を魅了した」と続けている。「私たちはすでに何人もの若い男性に会っていたけれど、ニックがこの役柄にあまりにもぴったりだったので、入ってきたときに笑ったのを覚えているわ。私はただ、彼だと思ったの」「部屋全体が彼の魅力に包まれたわ」