イタリアのミラノで、午前0時以降のアイスクリーム(ジェラート)販売が禁止になる。同市の12の地区で、他にもピザなどのフードやドリンクのテイクアウトが禁止に。この条例は、夜な夜なストリートに集まり騒ぐ行為を防止する目的だという。5月7日から11月初めまで実施される。
マルコ・グラネッリ副市長はこの件について、フェイスブックに「我々は社交とエンターテインメント、住民の平和と健康と商業や起業家の経済活動のバランスについて探っていくつもりです」と綴った。
ジュセッペ・サラ市長は3月にイタリア経済の中心であるミラノの騒音問題について取り組む姿勢を見せていた。「人口の多くが騒音が過ぎると不満を言っています」「仕事をしている人、ビジネスを展開したい人も含め、全ての市民の声を聞くのが私の役割です」
今回の対策はあらゆる種類のテイクアウトに採用されるものの、深夜にジェラートを食べるのは、ある意味イタリア文化の大事な礎の一つであることから、アイスクリームの販売禁止に関しては、市民から批判の声が多く上がっている。