わずかな土で育てることのできるネギの栽培方法がSNS上で大きな注目を集めている。
「真面目な話、ネギはこんなに少ない土でも成長するのだから、日本の食料自給率って割と簡単に改善する気がしてて。」と投稿したのは自称ズボラ菜園家のぽたろうさん(@HACK1136)。
庭のウッドフェンスに括り付けられている袋に入ったネギ。驚くことに傘袋が鉢がわりになっているのだ。ネギはわずかな土で育てることができるというこの実証画像に、SNSユーザー達からは
「凄いアイデア!場所も取らずに出来ますね!」
「傘袋栽培みんな出来そう😆」
「スゴすぎる!!これで毎日ネギが食べられる!やってみます🥹」
など賞賛の声が集まっている。ぽたろうさんに話を聞いた。
ーーどのように傘袋栽培を思いついたのですか?
ぽたろう:1年前、ベランダというせまい環境で長尺ゴボウは育てられないかと考えた結果、思い至ったのが傘袋でした。現在傘袋のゴボウが順調に育っていることから「もしかしたらネギもイケるのでは?」という軽い気持ちからスタートしました。
ーーネギの苗はどのように入手されたのでしょうか?
ぽたろう:本当は種から育てたかったのですが、時期的に間に合わず、ホームセンターで購入しました。
ーーネギを食べられるまでにどれくらいの栽培期間がかかりますか?
ぽたろう:お住まいの地域や植え付け時期にもよりますが、大きく育てるには5ヶ月程度かかります。ただネギは生育途中でも収穫できるのがポイント高いです。
ーー気を付けるポイントなどはありますか?
ぽたろう:今回のようにスーパーで売られている長ネギを育てる場合、軟白部分(ネギの白い部分)を増やす必要があります。そのため成長に合わせて傘袋を徐々に引き上げて増し土を行なってください。そうすることで日に当たらなかった部分が白い部分として育っていきます。
ーーこれまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。
ぽたろう:これほどまでに「やってみたい!」というお声を頂けるとは思ってもみませんでした。家庭菜園は気軽に植物の一生に携われる最高の趣味だと思います。本投稿をきっかけに家庭菜園の輪が広がれば嬉しく思います。
◇ ◇
ここまで簡単に庭の隅でネギを育てられるのなら是非試したくなる。途中で収穫できるのもまたメリットだ。ぱたろうさんのXアカウントでは動画で詳しい栽培方法が紹介されているので、ご興味ある方は是非チェックしていただきたい。
なおぽたろうさんはYouTubeでも「ぽたろうの家庭菜園HACK」というチャンネルを運営。資源ゴミを鉢に用いて聖護院かぶを育てる実験をおさめた「【容器栽培の決定版!】プランターいらずで特大サイズのカブ栽培方法|聖護院かぶの育て方」など興味深いコンテンツだらけなので、こちらもご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
ぽたろうさん関連情報
Xアカウント:https://x.com/HACK1136