自民党の裏金事件の渦中にあった安倍派〝5人衆の1人〟で「党員資格停止1年」の処分を受けた西村康稔前経済産業相が5日、3月1日以来となる35日ぶりにX(旧ツイッター)を更新。「裸一貫でゼロから再出発する覚悟」と今後も国会議員として政治活動を続けていく意思を表明したが、Xユーザーからは「(議員を)辞めて初めて裸一貫」といったツッコミがあった半面、「復活への第一歩」「日本に必要な政治家」などと激励の声も相次いだ。
西村氏は3月1日に衆議院の政治倫理審査会発言した内容を投稿して以来、Xの更新が途絶えていたが、5日深夜0時12分にX投稿。「このたびは、清和会の政治資金の問題で、国民の政治不信を招き、あらためてお詫びいたします。党規委員会からの『一年間の党員資格停止』という大変厳しい処分を真摯に受け止め、初心に戻り、言わば裸一貫でゼロから再出発する覚悟です」とつづり、 自身のブログで「初心に戻り、再出発」と題した文章を添付した。
さらに、西村氏は同日午後3時6分にも連続投稿。深夜投稿と同じ文面で「裸一貫でゼロから再出発する覚悟」を明記し、処分が決定後の記者会見時の動画を添付した。
西村氏の投稿に対し、Xユーザーから「ゼロというのは、議員を辞めた状態のこと。辞めて初めて裸一貫ゼロなのです」といったツッコミや、「辞職すべきと考えます」「厳しくないし。自分に甘すぎ」「続ける気なの?」「もう戻ってこなくて大丈夫です」などの厳しい意見もあった。
だが、その一方で「復活への第一歩ですね。応援しております」「この大変な世界情勢で、西村さんが大臣ではないのが非常に惜しいです」「西村議員はまだ日本に必要な政治家です」「再出発で自民党を変えて下さい。多くの国民はそれを望んでます」「無所属での厳しい選挙戦を勝ち抜いてもう一度返り咲いて頂きたいです」「捲土重来を図ってください」などと支持者と思われるユーザーからの激励やエールも相次いだ。