往年の名作CMを模したスノードームがSNS上で大きな注目を集めている。
「『ハトが舞うスノードーム』
ロート製薬の一社提供の番組が始まるときに流れるあの映像をスノードームで再現できるんちゃうかなと作ってみた実験的作品。
もやは“スノー”ドームではないし、ハトがすぐ降りてくるな。」
と件のスノードームを紹介したのはアートユニット「現代美術二等兵」のふじわらかつひとさん(@f2touhey)。
白亜の社屋の周りを白い鳩が飛び交う、あのロート製薬(大阪市生野区)のテレビCMを再現したスノードーム。ロート製薬のこのタイプのCMは1962年のから2010年まで使用され、『SMAP×SMAP』(フジテレビ/関西テレビ)など人気番組の提供もしていたことから、馴染みのある人は多いようだ。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「あの歌が聞こえて来るw
ロートロートローートーー
ロートロートロ⤴️ートーー
ロート製ー薬ーー」
「確かにハトはすぐ降りてくるけど、忠実に再現できてるし、どことなくシュールで好きです!
ちゃんと鳩もお腹が下になるように飛んでるのも凄い!」
「これ下部にところに、「ロート~、ロート~、ロート~…ロートせいやーくー」って曲が流れる仕掛けをつけたらもっとエモいことになりそう」
など数々の驚きの声、称賛の声が寄せられている。ふじわらさんに話を聞いた。
ーーこの作品を作ろうと思われた経緯は?
ふじわら:大橋巨泉の『クイズダービー』(TBS)などの番組をよく見ていて、ロート製薬のアイキャッチは普通に記憶に沁みついております。以前、「猫砂スノードーム」という作品を作り、「スノー」ではないものが舞うスノードームが他にもできないかと考えていて生まれました。
ーー製作にあたりこだわったこと、ご苦労されたことなどお聞かせください。
ふじわら:あのアイキャッチはyoutubeですぐに見れたのですが、建物の形状がよくわからなかったのでGoogleマップやネットで画像を探して再現しました。ハトも3Dモデリングで制作し、形状、サイズ、色はそれぞれ何パターンもあります。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
ふじわら:最初にSNSにアップしたのは昨年の6月で、HP掲載の作品を再度紹介している中で、また改めて人々の目にとまったようです。今回は「ハトがすぐ降りてくる」と自虐的なコメントを書いたので、みなさんがどうすればゆっくり降りるようになるかアイデアを出してくれてるのがおもしろいですね。
◇ ◇
今後のふじわらさんの創作活動を楽しみにしたい。なお、現在はお話に出た「猫砂スノードーム」のガチャガチャ版の第2弾を準備中とのこと。また2024年4月6日から京都にオープンするアートギャラリー「藝泉(ゲーセン)」お披露目グループ展「SPRING UP!」にも参加予定ということなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
ふじわらかつひとさん関連情報
Xアカウント:https://twitter.com/f2touhey
現代美術二等兵HP:https://www.g-b-2.net/gb2/