アカデミー賞を「盗まれた」 スパイダーマン声優ブチッ!宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」受賞で怒り

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
受賞の喜びを語る鈴木敏夫プロデューサー=3月11日撮影
受賞の喜びを語る鈴木敏夫プロデューサー=3月11日撮影

 アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」(2023年公開)で主人公マイルス・モラレスの声を担当したシャメイク・ムーアが11日(米国時間10日)、米ロサンゼルスで開催された「第96回アカデミー賞」に“文句”をつけた。アカデミー賞で「-アクロス・ザ・スパイダーバース」は長編アニメーション映画賞にノミネートされていたが、受賞したのは宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」だった。

 ムーアは11日午前8時43分(日本時間、以下同じ)、自身のX(旧ツイッター)に「Robed」(ローブを着た)と投稿。続けて同9時6分に「robbed」(盗まれた)と投稿した。長編アニメ映画賞が発表されたタイミングで、受賞を逃したのがよほど頭にきたのか、最初の投稿ではつづりを間違ったとみられる。23分後にあらためて「盗まれた」と思いをぶちまけた。

 この投稿に対しては「GOAT(Greatest Of All Time=史上最高)を尊敬しなさい」「泣きな。ハヤオ・ミヤザキは本物のGOATだ」などとアニメファンからのツッコミが殺到した。

 さすがに「盗まれた」は過激だったと感じたのか、ムーアは9時34分には「勝者に敬意を表します」と投稿。「わたしは間違いなく負けず嫌いですが、わたしたちは負けませんでした、スパイダーバースは多くの人生に影響を与えました、今夜は認められなかったかもしれませんが、人生は続きます」と負け惜しみ気味にコメントした。さらに「そしてBEYOND…そうだ、準備をしよう」とつづった。

 「-アクロス・ザ・スパイダーバース」は2019年(米国で18年)公開の「スパイダーマン:スパイダーバース」の続編の前編。「-スパイダーバース」が19年の「第91回アカデミー賞」で長編アニメ映画賞を受賞しており、「-アクロス・ザ・スパイダーバース」が今年のアニー賞で最優秀長編映画賞、作品賞など7冠を獲得していたこともあり、ムーアは自信たっぷりだったようだ。なお、後編の「-ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は3月に米国で公開予定だったが、延期されている。

 ムーアはさらに10時2分に「スパイダーバース」シリーズのスタッフについて「とてもプロフェッショナルで、これから何が起こるか楽しみです」と称賛の言葉。「わたしは若くてファイターなので、自分の性分を許してください」とカッとなってしまったことを反省し「受賞者はおめでとうございます」と祝福した。

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