俳優のウィリアム・ボールドウィン(61)が、大物プロデューサーから自分との性的関係を強要されたと明かした女優のシャロン・ストーン(66)に反撃した。シャロンは『硝子の塔』の撮影中、2019年に89歳で他界したハリウッドの大御所ロバート・エヴァンスから、ウィリアムの演技を向上させて「映画を救う」ために、ウィリアムと親密になるように指示されたという。
ウィリアムは、シャロンの発言から数時間以内にX(旧ツイッター)に投稿、こう反論している。「これほどの年月が経った後に、シャロンはどうして僕について話し続けるんだ?」「彼女はまだ僕のことが好きなのか、それとも僕が彼女の誘いを断ったから、これほどの年月が経ってもまだ傷ついているのか?」
さらにスクリーンテストを行った日にシャロンと女友達のジャニス・ディキンソンとニューヨークに戻るフライトで出会い、シャロンがジャニスに『彼をぞっこんにさせる。彼の頭がクラクラするぐらいに』と話していたことに言及し、「僕は彼女の頭がクラクラするほどの、彼女の汚い話を知っているが、沈黙を守ってきた」「ボブ・エヴァンスと会って、下の写真の最後のベッドシーンでシャロンとキスしなくて済むように自分で振付させてくれと懇願したという話は完全な伝説だ」「俺は本を書いて、不穏で性的に倒錯し、プロ精神に欠けたシャロンについての沢山の話を語るべきだろうか?面白いものになるだろう」と続けている。
当時『氷の微笑』で一躍有名となっていたシャロンは、『ザ・ルイ・セロー・ポッドキャスト』に出演した際、エヴァンスの部屋に呼ばれた時のことをこう回想していた。「彼はオフィスでサングラスをかけて歩き回りながら、自分はエヴァ・ガードナーと寝たから、私もウィリアム・ボールドウィンと寝るべきだって説明してきたの。私がウィリアムと寝れば、ウィリアムの演技が良くなるってね。映画の問題はウィリアムだから、それを良くしないといけないって」そして、「スクリーン上の相性」を向上させて、「映画を救う」ためにウィリアムと性的な関係を持つことを求められたものの、最終的にそれを断ったそうで「演技が私の仕事だから、そう言ったのよ」と続けていた。
またシャロンは、自身の回顧録でも、名前には触れていないものの、同様のことを綴っている。
今回のシャロンの発言に対しては、批判の声も上がっており、米トーク番組『ザ・ビュー』でコメディアンのジョイ・ベハーは、シャロンがメディアで話題にされるために昔の話を持ち出してきたのではと指摘している。