最も活躍し、人気、実力共にそろった声優を表彰する「第18回声優アワード」が9日、都内で行われた。会の開催を前に、1日に死去した漫画家の鳥山明さんと、4日に急逝した声優のTARAKOさんに対し、15秒間の黙祷(とう)で哀悼の意を示した。
この日の表彰式では、司会を務めた文化放送の長谷川太アナウンサーが、2人の生前の功績を讃えた上で「心よりご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。
鳥山さんは大人気作品「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」シリーズの生みの親。原作の漫画だけでなく、アニメやゲームでも展開され、多くの声優が起用される機会を創出した。TARAKOさんも声優として、国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公「まる子」役を1990年の初回放送時から務めるなど、まさにお茶の間の声として活躍した。
TARAKOさんは、2018年度の声優アワードで「キッズ・ファミリー賞」を受賞している。