21歳で急逝の朝陽さん所属 アクトレスガールズが全日本プロレスで活動再開、代表が悲痛な思い激白

山本 鋼平 山本 鋼平
ゴング前にダンスを披露したなる(手前)、皇希(右隣)ら=全日本24年2・20後楽園ホール大会
ゴング前にダンスを披露したなる(手前)、皇希(右隣)ら=全日本24年2・20後楽園ホール大会

 全日本プロレスの後楽園ホール大会が20日に行われ、今月1日に21歳で急逝した女子レスラーの朝陽(あさひ)さんが所属する「アクトレスガールズ」が活動再開の第一歩を踏み出した。

 全日本プロレスと業務提携を結び、今年から女子選手による提供試合「アクトレスタイム」を実施。第1試合を前に青野未来&澄川菜摘組と皇希&なる組のタッグマッチが行われ、ゴング前には他の所属選手を含む10人によるダンスなどで華を添えた。団体公演は21日の新木場から再開される。

 坂口敬二代表は開始前に取材に応じ、選手に「プロとして受けた仕事は全うしよう」と伝えたことを明かした。訃報は全選手を集めて伝えたといい「ショック受けている子は、個別で話をして、今は前へ向けたかなというところですけど、こればっかりは…」と話し「私もそうですけど、ちょっと頑張ろうと思っても家に帰って一人になったら思い出したりする」と続けた。

 朝陽さんの訃報は5日にアクトレスガールズの公式SNSで伝えられた。死因が「不慮の事故」とされ、「あまりにも突然の訃報」「いまだに現実を受け止めきれていない」などと9日の新木場公演を延期することが報告されていた。

 21日公演では朝陽さんへの黙とうが行われ、9日の代替公演となる25日の新木場では朝陽さんの映像をまとめ、故人を偲ぶ時間を設ける。朝陽さんの遺族と連絡を取り合った上で、公演再開の道を整えた坂口代表。「今は(朝陽さんの)家族のため、選手のためという気持ちです」と思いを口にした。なお、この日のタッグ戦は青野がラリアットからの片エビ固めでなるから3カウントを奪った。

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