女優のキャサリン・オハラが、『クール・ランニング』などで知られた故ジョン・キャンディに「ぞっこん」だったことを明かした。『ARGYLLE/アーガイル』が3月1日に公開されるキャサリンは、トロントのコメディ劇団セカンド・シティで共に活動し、その後1976年から1984年まで放送されたスピンオフ番組『SCTV』でも共演したジョンの親切で「素敵な」キャラクターに魅かれたものの、1994年に他界したジョンは、すでに後に妻となるローズマリーと交際中だったという。
キャサリンはピープル誌に「彼は望む通りの素敵な人だったわ。そのような意味で、彼が私に関心があったとは言わないわ。でも彼はセカンド・シティ・シアターで私にいつも本当によくしてくれたの」と話している。
同劇場でウェイトレスとして働いていたキャサリンは1970年代に劇団に参加、ジョンは時間を惜しまず指導をしてくれたそうだ。「彼はいつもショーの後で、進んで私と即興をしてくれた。ショーをして、そのあと即興をやる。それがセカンド・シティ・シアターでの次のショーを作るやり方よ。そして彼は、いつも色んなアイディアを試すことに乗り気だった。人々はいつも『そうだ、そして』と言うけれど、『いいえ、でも』というもの同じくらい大切よ。『あなたは医者かい?』『いいえ、でもコマーシャルで医者を演じたことがある』ってね。彼は、こういったことが大得意だったわ」と話す。
夫ボー・ウェルチとの間に2人の息子がいるキャサリンは、ジョンとは良い思い出しかないことを嬉しく思っており、「彼と街やモールを歩いていると、誰かが声をかけてきて、彼とコメディをしようとするの。そして彼は、すぐさまそれに気づいて、何かを言い返してあげるのよ。『ジョン・キャンディとネタをやっているって』彼らの目が輝くの。作り話をしなくていいことは、とても良いことね。彼は人々から愛されていたから。人々が『彼はどんな感じでしたか?』って尋ねてくる時は、想像していた通りだったって聞きたいでしょ。彼が実際にどんな人だったかという彼らの予想が当たっていたって言えることは、とても素晴らしいことよ」と明かす。