大学の実験室前のドアにかかっていた、理系に染まりすぎたクリスマスリースが「この発想はなかった」「センスの塊」「違和感が働かなくてオシャレに見える」と大反響を呼んでいる。
東京工業大学で応用化学を専攻する、HAL.さんは講義のために向かった実験室で「えぐいクリスマスリース」を発見したという。
自身のX(@zonoharureal)に投稿した写真を見てみると、一瞬リースっぽく見えるがすぐに異変に気付く。輪を構成しているのは、どこかで見たことがありそうな箱形の何か。近づいてよく見ると、これはキムワイプだ!
キムワイプとは、日本製紙クレシアが製造・販売する産業用ワイパーで、文系の人にはほぼなじみがなくとも、理系では「知らない人はいない」とされるほど一般的。優れた拭き取り性を持ち、いわば“理系御用達のティッシュ”として研究室や工場、病院などで愛用されている。
もう一度写真を見てみると、大中小さまざまなサイズのキムワイプをつなげて輪に。また、それに気を取られがちだが、中央にはベル代わりの三角フラスコが2本ぶらさがっている。
HAL.さんによれば、少なくともフロアが異なる実験室に1個ずつで計2個は確認できたが、いつ誰が何のために作ったのかは不明だという。
22日夜に投稿され、約15時間で10万いいねを超える大反響。「キムワイプのリースとかえぐww」「この発想はなかった」「センスの塊」「違和感が働かなくてオシャレに見える」「三角フラスコが効いてる」「このリース欲しい、今まさにうちのキムワイプがきれたところだから」などの声が寄せられた。
また、キムワイプ公式Xも「素敵なクリスマスが過ごせるに違いない」と反応した。ちなみに、同製品公式ブランドサイトでは同製品を使った工作レシピの数々を公開しており、その中にクリスマスリースのレシピもあるが、手順も完成型も今回のクリスマスリーとは全く異なる。