女芸人ナンバー1決定戦「THE W 2023」の決勝が9日、東京・日本テレビで開催された。Bブロックは紅しょうがが勝ち残り、Aブロックのスパイクに続き、最終決戦進出を決めた。
12組の進出者が3ブロックに別れ、ネタごとに審査され勝ち残りを決めるノックアウト方式。各ブロック1位が最終決戦に進む。麒麟・川島明、アンガールズ・田中卓志、ドランクドラゴン・塚地武雅、笑い飯・哲夫、友近、マヂカルラブリー・野田クリスタルに、視聴者データ放送による「国民投票枠」の計7票で審査を行う。
初出場のハイツ友の会はBブロック1番手で登場。陶芸家へのインタビュー取材をモチーフとしたコントを披露し、暫定1位に立った。
4年連続5度目の決勝進出の紅しょうがは、相撲部屋を舞台にしたコントを展開。審査結果は7―0で紅しょうがが暫定1位に立った。
続く初出場の変ホ長調は、2006年に漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」において、現在もアマチュアで史上唯一となるファイナル進出を果たした。19年の阿佐ケ谷姉妹を上回り史上最年長での今大会決勝舞台。この日は、M-1出場時をほうふつさせる、中年女性の生活感あふれる漫才を披露した。審査結果は7―0で紅しょうがが暫定1位を守った。笑い飯・哲夫に続いて、06年にともにM-1で戦ったことを、やや感動的に振り返った川島に対し、小田ひとみは「M-1の時は一言も口きいてくれなかったのに」と返し、川島を慌てさせていた。
最後に登場した初出場の姉妹コンビ、梵天は服のサイズをモチーフにした漫才を展開。審査結果は7―0で紅しょうがが、最終決戦進出を決めた。
今大会には過去最多863組が出場。決勝には6組が初進出とフレッシュな顔ぶれとなった。優勝者は賞金1000万円、日テレ人気番組の出演権等を獲得する。
決勝進出者と各ブロックは次の通り。
◆Aブロック(ネタ順で記載)…まいあんつ(初)、はるかぜに告ぐ(初)、スパイク(4年連続4度目)、やす子(初)
◆Bブロック(同)…ハイツ友の会(初)、紅しょうが(4年連続5度目)、変ホ長調(初)、梵天(初)
◆Cブロック(同)…ゆりやんレトリィバァ(3年ぶり4度目※第1回優勝者)、あぁ~しらき(5年ぶり2度目)、ぼる塾(3年ぶり2度目※4人体制では初)、エルフ(2年連続2度目)