政治団体・NHKから国民を守る党の党首で、みんなでつくる党(旧政治家女子48党)の代表権を大津綾香氏(31)と争う立花孝志氏(56)が24日、国会内での定例会見で、警視庁に逮捕された私人逮捕系ユーチューバー「ガッツch(チャンネル)」の運営者と、弁護士を通じてコンタクトを取ったことを明らかにし、支援を表明した。
立花氏は、テレビなどの私人逮捕系ユーチューバーへの報道が「世の中の人を誤誘導している」と指摘。「人が行動する時に、ひとつの行動で動くわけがない。それを『やっぱり利益目的で動いていたんだ』みたいなテレビの報道がある。(ガッツchの)彼も営利目的だと言っている。テレビの警察24時とかでも、痴漢の犯人を捕まえるというのを積極的にやっているのに、私人がやたらダメってところに持って行っている」と批判した。
痴漢を撃退してほしい女性の気持ちを無視しているとした立花氏は「痴漢って捕まりにくいんですよね。盗撮だと盗撮の証拠が残る。痴漢ってなると、満員電車だと(防犯)カメラのレンズが向いても撮れない。かつ女性が被害が申告しづらいから怖い。ネットのアンケートでも、女性は私人逮捕系ユーチューバーを支持している。女性はもっと取り締まってほしい」と訴えた。
痴漢撲滅を掲げたガッツchの運営者を「修正は必要だと思うが、方向性は間違っていない。少なくとも2割くらいの人は支持していると思う。僕もその中の一人。犯罪をしている人をユーチューバーが世の中に公表するというのはすごく大事なことだと思う」と擁護。自身もNHKの受信料問題を取り上げ、集金人を追いかけたユーチューバーだった立花氏は「選挙に出てもらうことは可能性としてはめちゃくちゃ高い」と、私人逮捕系ユーチューバーの擁立も示唆した。