歌手ロビー・ウィリアムスが、コンサート後に死亡したファンへ追悼の意を表した。16日、オーストラリア、シドニーのアリアンツ・スタジアムで開催されたコンサート中に70代だったロビン・ホールさんが座席6列を転落、21日に死亡が確認された事故を受け、ロビーはとても心を痛めているという。
22日のメルボルンでのコンサートでロビーは、ヒット曲『エンジェルス』を歌う前にファンに向けてこう語った。「今週、シドニーでのコンサートの後、ファンが事故で亡くなったという悲劇的なニュースを聞いた。僕と君たちは一心同体。何年もずっと一緒にやってきた。だからこういうことが起きると心が痛む。僕はそのことについてとても考えている。今夜のコンサート中もずっと」「僕とバンドからロビンとロビンの家族に大きなエールとたくさんの愛を贈りたい」「みんなで合唱しよう!彼女も、今夜の君たちと同じようにライブに来てくれた人だったんだ。彼女には素晴らしい歌がふさわしいと思う。今夜、この歌は彼女のためだ」
この事件について、ニューサウスウェールズの救急隊のスポークスマンはデイリー・メール・オーストラリアに「70代の女性が転落したという通報を受けました」「現場で顔や頭に負った怪我を処置し、重体としてセントヴィンセント病院に搬送しました」と発表、また会場側は事故発生時「スタッフ及び医療従事者の観客が即その女性の救護に当たっており、その後間もなく医療チームが到着し、お客様は救急車によって会場から病院へ運ばれました」と説明していた。
つい先日にはテイラー・スウィフトのブラジルでのコンサートでも23歳の女性ファンが、気温42度の会場で心肺停止となり、死亡する事故が起こっており、テイラーはインスタグラムに、「私は今、この深い傷心と喪失感を感じていることを、彼女の家族や友人たちに伝えたい。このツアーをブラジルで開催することを決めたとき、こんなことが起こるとは思ってもみなかった」と手書きで悲しみのメッセージを綴っていた。