人生で一番高価な買い物と言われるマイホーム。住み始めてから後悔はしたくないものです。平松建築株式会社はこのほど、注文住宅に居住中の30歳以上55歳未満の男女1713人を対象に実施した「後悔した住宅設備」の調査結果を発表した。
まず、「自宅の住宅設備について後悔しているか?」と尋ねたところ、「ある」(48.3%)、「ない」(51.7%)となり、約半数の人が後悔していることがわかった。
次に「後悔」していると回答した828人に「それは何か?」と尋ねたところ(複数回答可)、最多はベランダ(29.5%)、次いで「性能の低い窓」(20.9%)、「浴室の窓」(19.0%)とトップ3に外と関係のある設備が並んだ。
4位以下は「窯業系サイディング」(15.3%)、「キッチンの吊戸棚」(13.9%)、「複合フローリング」(9.8%)、「天窓」(8.1%)、「多機能エアコン」(7.4%)、「ダクト式全館空調システム」(6.2%)、「ホームシアター」(5.4%)となった。
同調査を受け、同社代表取締役の平松明展(あきのぶ)氏が「建築のプロはオススメしない後悔する住宅設備」トップ10を紹介。1位には調査結果と同様にベランダを挙げ、「ベランダは雨漏りする確率が非常に高いです。布団を干すだけなら布団干しバー、室内干しでも洗濯物が十分乾く家づくりをするなどの代替手段で成り立つようなら、ベランダはなくても良いでしょう。あって当たり前と思う人も少なくありませんが、最近では雨漏りのリスクや初期費用が高くなるなどの理由から見直されています。当たり前に設置しているけど『コレって本当に必要?』という問いかけをしてみてください」と呼びかけた。