世界的デザイナー AIの能力に脱帽「恐ろしいことだよ」ChatGPTが完璧なコレクションノートを作成

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※画像はイメージです(amnaj/stock.adobe.com)
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 ファッションデザイナーのマーク・ジェイコブス(60)は、SS24のコレクションノートを書く際、「自暴自棄になって」ChatGPTを利用したそうだ。ジェイコブスは、「マーク・ジェイコブス:マスキュリンなテーラリングとフェミニンなエレガンスの印象的な融合」と題された今年のニューヨークでのショーで、自身のクリエイティブな構想を披露したが、ノートを書く責任はAIに委ねることにしたという。

 iD誌のインタビューにジェイコブスは語った。「ChatGPTを利用したのは、ほとんど自暴自棄になってのことだったと思う。通常、ニック(ニューボールド)と私は、ショーを組み立てている間の慌ただしい時期にショーノートを書くんだ」

 「でも、言葉に詰まっていたし、あまり何かを感じていなかった。というか、何も感じなかったんだ」「だから、過去の会話でも出てきたことだけど、冗談めかしてニックが言ったんだ。『ChatGPTに任せるのはどう?私たちは何も言うことがないんだから、ChatGPTにノートを書かせよう』ってね」

 AIの能力に唖然としたというジェイコブスは、「恐ろしいことだよ。私が感情を簡潔な言葉にするのに苦労している一方、向こうは私が言いたいことを読み解き、明確な方法でフィードバックする能力を持っている」と続けた。

 一方、AIに感心する反面、テクノロジーの将来と、それが社会にもたらす潜在的な行方を危惧するジェイコブスは、「人間と機械が協力し合うことで、良いところや面白いところを見つけることができるかもしれないから、恐ろしいという言葉を連発したくはない。でも、多くのSF映画を見た後では、それは恐ろしいことのように思える。とはいえ、すべての変化というのは、ある意味恐ろしいものだ」と吐露した。

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