立憲民主党の小沢一郎衆院議員が13日、X(旧ツイッター)に新規投稿。菅義偉前首相が前日のテレビ番組出演時に「江戸城天守閣の再建」について「大きな方向性と世論をつくらないといけない」と発言したことに対する違和感をつづった。
菅義偉前首相は12日にフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、江戸時代の「明暦の大火」で焼失したまま、再建されていない江戸城の天守閣について、インバウンド拡大をにらんだ東京観光の目玉として「一つの大きな方向性と世論をつくらないといけない」という見解を語った。
菅前首相の発言を受け、小沢氏は「『江戸城天守閣』再建論 菅前首相『大きな世論をつくらないと』」と切り出し、「明暦の大火で消失した江戸城天守を再建しなかったのは、負担より人々の暮らしを優先した幕閣の判断」と指摘した。
その上で、小沢氏は菅氏に対して「この人物が何を優先しているか、よく分かる。いま必要なのは、利権や目眩ましではなく、生活が第一の政治」と苦言を呈した。
「江戸城天守閣の再建論」について、フォロワーからは「発想がバブルよき時代。今だれもついてこない」「政治的センスが無い」「ズレてます」「余裕がある時にやって」といった否定的な意見が続いた。