任天堂が、名作ゲーム『ゼルダの伝説』を題材にした映画製作を発表した。作品は主人公の少年リンクがさらわれたお姫様を邪悪な力から救おうとする内容。同社代表取締役フェローの宮本茂氏とマーベル・スタジオ創設者アヴィ・アラッド氏が製作、ウェス・ボールが監督を務める。また、デッドラインによると、『ジュラシック・ワールド』の脚本家デレク・コノリーが脚本を執筆中だという。
宮本氏は同社のX(旧ツイッター)に綴った。「『ゼルダの伝説』の実写映画は、数々のヒット作を手がけたアヴィ・アラッドさんと長年あたためてきたものです。今回アヴィさんに共同プロデューサーをお願いし、任天堂自ら制作に深く関与して正式に開発がスタートしました。完成まで時間がかかりますが、楽しみにお待ちください」
一方、「スパイダーマン」シリーズなどを手掛けたアラッド氏は、「完成までは時間がかかるだろうが、楽しみにしていてほしい」とファンに伝えている。
今年4月、任天堂のゲーム「スーパーマリオ」シリーズを原作とした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が公開され、全世界で12億ドル(約1800億円)以上の興行収入を記録した。アニメーション映画として世界最大のオープニング週末興行収入、ビデオゲームを原作とした映画としては最高の興行収入を記録した。
今回の発表を受けて、SNSでは早くもリンク役を演じる俳優予想などで盛り上がっている。