人類にとって、不死は不可能だという結論に変化はないようだ。「永遠の命」について、世界で何百年と研究が重ねられているものの、最新の研究をもってしても、人類がそこに到達する可能性はないと複数の学者は主張している。
米カリフォルニア大学で解剖学を専門とするレオナルド・ヘイフリック教授は、120歳までは、人間が生きられる可能性を示唆。しかしながら、熱力学の第二法則によって永遠の命は妨げられていると説明した。「宇宙の全ての物が同じ理由で老いるのです」「なぜ熱力学の第二法則が老化の原因と考えられるのでしょうか?理由はそれが全ての分子の働きを支配しているからです。普遍的な事であり生物、無生物両方に当てはまります」
また、生物物理学者のピーター・ホフマン氏はこう話す。「皆さんのDNAがダメージを受けた時、修復のメカニズムに影響を与えます。遅くなるのです。これが蓄積されていくのです。原理的には全てを修正できるとしますが、実際にそれは可能ではありません」