女優の沢尻エリカ(38)が舞台「欲望という名の電車」(来年2月10~18日、東京・新国立劇場中劇場)で4年ぶりに女優業に復帰することが1日、分かった。沢尻は19年11月に麻薬取締法違反の容疑で逮捕され、芸能活動を休止。今年2月に執行猶予が明けて去就が注目されていたが、舞台から“再出発”する。1999年のデビュー以来、舞台は今作が初出演&初主演。覚悟をもって挑む。
エリカ様が、不死鳥の如く4年ぶりに表舞台に舞い戻る。
沢尻が復帰作に選んだのは、慣れ親しんだ映像作品ではなく、初出演&初主演となる舞台だ。関係者が「本人も猛省をし、この約3年半の休業は、自分自身としっかり向き合って静かに過ごしていたようです。自身の今後の進むべき道を事務所関係者とともに考えて舞台での俳優業を再開することにしたと聞いています」と明かすよう、自らを省みる年月を過ごした沢尻は、未経験分野での再出発へ準備を進めている。
今作は米演劇を代表するテネシー・ウィリアムズによる戯曲で、落ちぶれた名家出身の女性が精神的に崩壊していく様を描く。沢尻は主人公のブランチ・デュボア役を演じる。難役に寄り添いながらも、伊藤英明、清水葉月、高橋努ら共演者を率いる座長として、どのように舞台を作り上げていくのか、注目が集まる。
沢尻は19年11月に麻薬取締法違反容疑で逮捕され、20年2月に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。執行猶予明けの今年8月21日、エイベックス・松浦勝人会長のYouTubeチャンネルで4年ぶりにメディア登場した際は、大きな話題を呼んだ。動画内で松浦氏は「何も決めてない」と話していたが、10月後半にも松浦氏の動画に出演。復帰間近とうわさされていた。
復帰が決まってからの沢尻について、関係者は「復帰の舞台に向けて、積極的に様々な準備に取り組んでいるようです。ビジュアルの撮影現場では、ブランクを感じさせない沢尻エリカのオーラと存在感だったと聞いています」と変わらぬ気迫を明かす。周囲の期待を裏切らず、これまでの自分を超えるためにパワーアップした姿を舞台に提示していく。