史上初無敗の牝馬3冠デアリングタクト引退 歴史的名牝にフォロワーからねぎらいの声続々

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
秋華賞を制したデアリングタクトと松山弘平騎手=2020年京都競馬場(撮影・佐々木彰尚)
秋華賞を制したデアリングタクトと松山弘平騎手=2020年京都競馬場(撮影・佐々木彰尚)

 史上初無敗の牝馬3冠を達成したデアリングタクト(牝6歳、栗東・杉山晴)が引退することが分かった。6日、所属するノルマンディーオーナーズクラブが発表した。同クラブの公式ホームページによると、5日の調教後にハ行が見られ、レントゲンとエコー検査を実施した結果、右前肢繋靭帯付着部から体部にかけて腫張および触診痛が認められ、体部繋靭帯炎を再発していると診断された。管理する杉山晴紀調教師と協議を行った結果、引退することになった。今後は北海道日高郡新ひだか町の岡田スタッド繁殖牝馬となる予定。

 同馬は2019年11月に京都競馬場でデビュー。20年4月に無傷3連勝で桜花賞を制すると、オークス、秋華賞も勝利し、史上初となる無敗の牝馬3冠馬に輝いた。アーモンドアイ、コントレイルとの3冠馬対決で話題となった同年11月のジャパンCでは3着と初黒星を喫した。21年4月の香港クイーンエリザベスⅡ世C3着後に右前肢繋靭帯炎を発症。約1年1カ月間休養を経て22年5月ヴィクトリアMで復帰して6着。同年11月のジャパンC4着がラストランとなった。

 同クラブのX(旧ツイッター)でも報告され、フォロワーからは「お疲れ様でした」「これから第二の馬生を楽しみにしています」「良いお母さんに!」「よく頑張ったなぁ」「いつも元気を貰っていました」など、ねぎらいの言葉が多く寄せられていた。

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