お笑い芸人・なかやまきんに君(45)、俳優のケイン・コスギ(48)による異色ユニット、パーフェクトパワーズが4日、東京・シダックスカルチャーホールで行われた漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2023」の1回戦に登場した。
おそろいの白タンクトップ姿のコンビは、大きな拍手に包まれステージに登場。ケインが流ちょうな発音で「こちらのお客さんからパーフェクトボディ、パーフェクトボディ、ひとり飛ばしてパーフェクトボディ!」と力こぶを見せたのをつかみに、「かなりトレーニングをしてきたので、必ずファーストステージをクリアしたい」と決意表明。きんに君が「SASUKEかい!」とツッコんだのを皮切りに、筋肉とかつて出演した人気テレビ番組をモチーフとしたネタで2分間、爆笑を呼び続けた。
出番を終えたケインは「しっかり練習してきましたが、最後を間違ってしまった。本当にすいません」と恐縮していたが、きんに君は「いやいや大丈夫でしょう。初めてでどうなることかと思ったが、お客さんにやりたいことは伝わったと思う。楽しくやらせてもらいました」と手応え十分だった。
仕事で共演する機会が多く、イベント等でM―1への意欲を語っていた両者。ケインはノリのつもりだったが、きんに君が1カ月程前に「エントリーしておきましたよ」と伝えたことで本格始動した。当初は少し慌てたというケインも「きんに君との仕事はいつも楽しい。こういうチャンスはなかなかないので、新しいチャレンジを精いっぱいやりたかった」と覚悟を決めた。
きんに君は「出るからにはSASUKEとM―1の完全制覇を狙います。次は2回戦ではなく、僕らの中ではセカンドステージ」と意気込んだ。ケインも流ちょうな発音で「出られるならセカンドステージに合わせてハードトレーニングします」と呼応していた。同日夜に結果が大会公式SNSで発表され、パーフェクトパワーズは2回戦進出を果たした。