立憲民主党の岡田克也幹事長(70)が3日、国会内での定例会見で、2025年開催予定の大阪・関西万博の建設費が現行の1850億円から2300億円程度に膨らむ見通しについて「馬場さんが国が持てばいいみたいなことを言われましたが、それは全くおかしな話」と述べ、上振れ分を国が主体的に負担すべきとした日本維新の会の馬場伸幸代表(58)に異を唱えた。
岡田氏は、記者団から補正予算に万博建設費の上振れ分が入った場合の対応を問われ「補正(予算)に入るかどうかっていうのは全くわかりませんので、コメントを控えたい」としながらも「上振れがどのくらいになるかというのは、非常に関心を持って見ています」と話した。
大阪府・市と、地元経済界の負担に言及している岡田氏は「大阪府・市、そして経済界がしっかり持ってもらいたい。国民の負担は最小限にしてもらう」と改めて主張した。
馬場氏は9月28日、国会内での定例会見で、450億円程度の建設費上振れを「許容できる」とした上で「万博というのは日本の、国のイベント。こういった費用は国が主体的に負担していく」との考えを示していた。