バイオリニストの崎谷直人氏が12日、自身のX(旧ツイッター)で、脳科学者・茂木健一郎氏に「ちょっと意味がわからないです」と疑問を投げかけた。
茂木氏が11日に投稿した「ジャニーズにだまされる人は、芸術の教養が根本的に欠けている。クラシックからロック、ポピュラーまで、音楽のほんものに触れていれば、SMAPや嵐には騙されない。ジャニーズを聴くんだったら、モーツァルトやビートルズ、ボブ・マーリーを聴いた方がはるかに深く世界に通じる教養が身につく。」というコメントを引用。
「自分で言うのも何ですが、あえて言います。日本のクラシック音楽シーンの第一線で活動しておりますが、ちょっと意味がわからないです。」と切った。続けて「SMAPメンバーの持つ能力や努力、魅力の何がクラシック音楽と比べて騙しなのでしょうか。芸術の教養とは、なんでしょうか。」と疑問を提示。「事務所擁護では全っっっく無いです。」と付け加えた。
続けての投稿では「この方、解散騒動の時はSMAP絶賛してたよね。今はモーツァルトと比べて蔑む。炎上か、風見鶏か、ダブスタか知らないけど、芸術教養の前に品が無いなと感じます。」と厳しく指摘。「私はSMAPを聴きながら、ミュンヘン国際コンクールでモーツァルト弾いて賞取りましたよ。↑ダサいから言いたく無いのに言わせないでw」と音楽に優劣がつけられないことを自身の経験を踏まえてつづった。
さらに「尊敬するアーティストが『アーティストの役目は、誰か1人にでも何かを思考するキッカケを与える事だと思う。それは楽しみも苦しみも、全て』と言っていた。なるほど、と思った。」と音楽が持つ力についてもコメント。「少なくとも私は、表現者としてのSMAPからそれを受け取った事があります。好きな曲はFreebirdと夏日憂歌」とSMAPの楽曲にも力があると力説した。