『ヴァージン・スーサイズ』『マリー・アントワネット』などで知られるソフィア・コッポラ監督は、娘ロミー・マーズ(16)が投稿し話題となったTikTok動画にがっかりしているという。
ロックバンド、フェニックスのフロントマン、トーマス・マーズを父にもつロミーは今年3月、友人を訪ねるために父親のクレジットカードを使ってヘリコプターをチャーターしようとしたことで「外出禁止」を食らったと明かしている動画を投稿していた。
ロミーは動画の中でこう説明していた。「私と一緒にウォッカソース・パスタを作って。キャンプの友達を訪ねるためにニューヨークからメリーランドまでパパのクレジットカードを使ってヘリコプターをチャーターしようとしたことで外出禁止となっているから」「親の七光り的子供にはなって欲しくないそうだけど、TikTokでは有名にならないわ。だから関係ないわよね」
これに対し、ソフィアは自らの子育てが公の場で論議されるのは辛いとして、「私達はプライベートを公にしないよう育てられましたが、ソーシャルメディアは私の育てられ方とは正反対です。だから彼女が反抗的になる最高の手段でした」とハリウッド・リポーターに話している。
一方で、10代の娘の母親であることが自身の新作『プリシラ』に影響を与えたとして、こう語っている。「今は母親としての視点もあります。そして私の家の中には、私の映画のセットのようにティーンの女の子らしいものがあちこちにあります。実生活では『なんてこと、私は今悪役だわ』ってなるんですよ。新しいことで、信じられません」
また自らも映画界の大御所フランシス・フォード・コッポラ監督を父に持つソフィアは自らの経験が、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラのストーリーを語るのに役立ったとして「ショービジネス一家の中にいるのがどんなことか私の家族を通して分かっています。子供の時から人々に違った風に見られることを理解していました。また社交的で素晴らしいアーティストである父と一緒に暮らすということは、私達の日常の多くの部分がそれを中心に回るということです。私の母の人生を見てみると、母が父の人生を通して自らの道を見つけようとしていたことは、私も共感できることです」と続けた。