子供の頃に楽器を演奏することで、歳をとっても脳を若く保つことができることが分かってきた。400人以上の高齢者を対象にした研究で、生涯のうち楽器演奏を学んだことのある人が40%ほどいる中、音楽の才能と頭の回転の速さに関係があることが判明した。
楽器演奏の経験がある人々は、処理能力に関するスピードのテスト、そして視覚と空間能力を合わせた課題でもより良い結果を出した。
この研究では、楽譜を読んだり、楽器をマスターすることは、一生の中で当人の認知能力を上げる効果があると結論づけている。
エジンバラ・ネピア大学による研究を指導したジュディス・オークリー博士は「今回の結果は人生の中で音楽経験が健康的な加齢にどう影響を与えるのかに関する更なる調査の、素晴らしい出発点と考えています」と話している。