吉本新喜劇の桑原和男(くわばら・かずお=本名・九原一三、くはら・かずみ)さんが10日に老衰のため87歳で死去したことを受け、11日、新喜劇の共演者が所属する吉本興業を通じてコメントを発表した。
吉本新喜劇GM・間寛平「桑原兄さんが新喜劇の中で一番年配で歴も上で、その次に自分、その後めだかちゃん、末成由美ちゃんでした。ぼくは桑原兄さんの座にいれてもらってました。その時は何も怒らない。好きなようにさせてくれました。桑原兄さんも好きなようにやるしマイペースな人でした。長いこと新喜劇をささえてきてくれて本当にお疲れ様でした。これからは桑原兄さんの分もみんなで頑張っていきたいと思います」
池乃めだか「丁度昨日、お兄さん元気にしてるかな?と思っていた所でした。僕が新喜劇に入った頃からご指導を受け、大変お世話になった大先輩でした。1日でも長く生きてほしいと願っていましたが、残念で仕方がないです。ご冥福をお祈りします」
内場勝則「また一人吉本新喜劇のレジェンドが遠くへ逝かれました。吉本新喜劇創成期から活躍され、やめよッカナ?キャンペーンからその後の吉本新喜劇でも我々を支え、時には厳しく、時には若手に混じり髪の毛を金髪にしたりお茶目なところもあり、第一線を走り続けてこられました。舞台にこだわり続けた本当の喜劇役者。寂しいですが笑ってさよならと言います。『ごめんください、どなたですか?後輩の内場です、ゆっくりお休み下さい、ありがとう~』よろしくお願いします『神さま~!』ご冥福をお祈りします」
未知やすえ「桑原兄さんへ 新喜劇を愛し舞台が大好きなお兄さん。桑原兄さんお婆ちゃんは横で見ていても本物のお婆ちゃんでした。お金持ちの役のお婆ちゃんの時は輝く指輪にイヤリング、そして赤い口紅をすっと塗って背筋を伸ばして袖から出て行く姿はとてもお綺麗でした。お兄さんから女性らしい仕草を沢山、勉強させて頂きました。ありがとうございます。ご冥福をお祈り申し上げます」
川畑泰史「『売れようと思った事は1回もない、ただ笑いが好きでお芝居が好きなだけでやってきた』昔、仰ってた大好きな言葉です。皆で受け継いでいきます」