ヘンリー王子夫妻が「ジェンダーの障壁を打ち破る」広告が増えることを支持している。ヘンリー王子とメーガン妃は家庭内の仕事の公平性の格差を減らすことを目的としたアメリカのジェンダー平等を目指す慈善団体「Equimundo」による報告書への支持を表明、同団体は広告が最初の一歩を踏み出すことを望んでいるという。
17カ国の約1万2000人を対象に家事に関する調査を行った「2023年ワールド・ファーザーズ」報告書には「メディアはジェンダーの固定観念を打破し、男性が料理や掃除をし、女性が芝刈りや洗面台の修理などの仕事をする姿を見せるべきである」と書かれている。
同報告書は、夫妻の非営利団体「アーチウェル財団」による支援により作成され、同団体は「2023年のデータは、男性のケアへの関与が増加しており、家庭におけるケアの機会を増やしたいと考えていることを示していますが、深く浸透した社会規範と支援政策や権力構造がそれを妨げています」「報告書は、ケアの仕事は社会の基盤であると認識し、ジェンダーの平等への継続的進展を求めます。また男性によるケアの役割を標準化するメディア表現の必要性を強調します」と声明を発表、「アーチウェル財団は、この報告書を支援し、世界中のジェンダー平等を促進するためのEquimundoの継続的な活動を誇りに思っています」と言う言葉で締めくくっている。
ヘンリー王子はメーガン妃との間に2人の子供がいるが、以前、回顧録『スペア』の中で父親としての考えをこう打ち明けている。「第一に夫と父親、その次に退役軍人で環境保護主義者、メンタルヘルスの擁護者でありたい。私には他の人たちのために奉仕する人生を送りたい、子供たちに模範を示していきたいという願いがあります」
またNBCに対して、こう話していた。「父親業で好きなことですか?混沌、学び、私自身のすべての要素、魂のあらゆる側面を常に思い出させることなど全部ですね」