夏本番を迎え、ダイエットやボディメイクへの関心がますます高まっている。栄養価や整腸効果などで注目されるヨーグルト業界では、市場全体の売上金額は2019年以降、低迷していたが、昨年度から復調の兆しが見えているという。
中でも「ギリシャ・たんぱくヨーグルト」系は、まだ市場規模が小さいながらも堅調な伸びを示し、今年度は前年比120%の約290億円の売り上げが見込まれている。ボディメイクに有効なプロテインの人気が高まっていることで、幅広い層へ浸透していることが要因だ。
ボディメイクに欠かせないたんぱく質の必要量は、体重1㌔当たり1~2㌘とされている。この量は1日3食の食事のみで摂取するにはハードルが高く、たんぱくヨーグルトなどの〝補助食品〟の有効性が注目されている。
各社の参入が進む中、日本で初めてギリシャヨーグルトを販売した森永乳業は、4月から「ギリシャヨーグルトパルテノ」シリーズの新ラインアップを発売。ダイエットを志す女性にも適した「脂肪ゼロ」商品や、夏の期間限定商品としてマスカットソース入りなどが新たに登場した。