蜂のおそるべき生命力を感じる動画がSNS上で大きな注目を集めている。
「さっき部屋の中で何気に手をついたところにコレが落ちてて刺されました 痛い😭
腹だけになっても刺すぜ…
みなさんも気をつけて」
と件の動画を紹介したのは生き物イラストレーターのオオジカオリさん(@ojikaori)。
ちぎれて腹だけになりながらも、誰か刺してやろうと言わんばかりに不気味にうごめく蜂…オオジさんは幸い大事には至らなかったそうだが、恐ろしいこの動画に対しSNSユーザー達からは
「死んだり千切れてからもしばらく反射で針が出ますので怖いですよね・・・」
「うちも猫がやりました。スズメバチを真っ二つにしたので、食べるのか!?あぶねっ!て思って慌てて手で取ろうとしたら、針がギャッ‼て。生命力すごいですね…
刺されたところ、大丈夫でしょうか。お大事にしてください。」
「深夜風呂上がりにパンツ履いたら蜂が潜んでいて、肛門横2cm位の所を刺されました。痛みでのた打ち回った私は近くに居た弟に『刃物で患部を切って中の毒を吸い出してくれ❗️』とパンツを下ろして懇願した事があります。弟には即断られました。『嫌なのか❓頼む、吸ってくれ‼️』と必死で懇願し続けました」
など数々の驚きの声や同様の体験をしたという声が寄せられている。
オオジさんにお話を聞いた。
ーー蜂に刺されたときのシチュエーションをお聞かせください。
オオジ:いつものように愛猫に薬を飲ませ、しゃがんだ姿勢でバランスをとるために床に手をついたのですが、左手人差し指に何か刺さったような痛みを感じ、驚いて手を引っ込めました。何が刺さったのだろうと床の上を見ると、1cmあるかないかの黒い塊がクネクネと動いていて、それが蜂の腹部であることに気づきました。
こんなにバラバラになっても攻撃性を失っていないことに驚くと同時に、よりにもよってなぜ私がたまたま手を着いたところに転がっているのかと、ふと日頃の行いを省みました。
ーーお気の毒でしたが大事に至らずなによりですね。
オオジ:蜂自体はおそらく、ドロバチの仲間のトックリバチで毒性も強くないとのことで、刺されたところも数時間で痛みも引き、特に腫れることもありませんでした。しかし同日午後、趣味の木彫を制作中に、奇しくも蜂に刺されたのと同じ指を彫刻刀で刺してしまい、そちらの方が血も出たし後々痛かったです。泣きっ面に蜂ではなく、こういうのなんていうんでしょうね。
◇ ◇
読者のみなさんも蜂にはくれぐれもご用心いただきたい。
なお、今回の話題を提供してくれたオオジさんは生き物を描くイラストレーターとして様々な媒体で動植物イラストを手がけている。Twitterでは今回のように日常で出会った生き物や制作したイラストについて呟いているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
オオジカオリさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/ojikaori
公式ホームページ:https://www.oojikaori.com/