ダイドードリンコ株式会社では、ドリンク1ケースが当たる「ほっとひと息キャンペーン」を公式Twitterにて開催中。そのキャンペーンのひとつに選ばれたのが「梅よろし」という商品。この選定には、同社に「梅よろしを(キャンペーン商品に)入れないわけにはいかない」とまで言わしめたSNSの反響があった。
ことの発端は、5月上旬。梅よろしを紹介した、とあるツイートから始まった。
「これ以上にうまいジュース、ないのに 意味のわからない山の自販機にしかない」
ボロボロのリボンちゃん(@odayakanano)さんが5月10日に投稿した、このツイートが大反響。6月19日時点で16.5万件のいいねが寄せられ「めっちゃ分かる」「私もこれ好きなんだけど、あんま見ない」「ほんまにそう めちゃくちゃ美味しいのにめったに手に入らない」「さびた田舎の自販機にありますよね」などの共感の声や、「これマジで美味いよ」「ダイドードリンコの名作商品」「疲れた時に飲んだらめちゃ沁みます」など“梅よろし愛”あふれる声が大量に集まった。
この反響は同社にも届き、公式Twitterが「梅よろしがバズってる こんなに多くの人に愛されていたなんて もっと多くの人に手に取っていただけるよう頑張ります!!」と反応。さらに「こんなに梅よろしが人気なら、次のキャンペーンの賞品、梅よろしにしようかな」とつぶやいた。
それから約1カ月後の6月12日、キャンペーンの概要が発表され、梅よろしが本当にキャンペーン商品に選ばれたのだった。
実際のところ、今回の反響はキャンペーン商品の選定にどの程度影響をおよぼしたのか?同社の広報担当者は「賞品選定は社内で議論を重ねているのですが、今回はSNSでの反響を受け、梅よろしを入れないわけにはいかないと思いました」と選定理由を説明した。
2004年に発売開始した同商品は、梅の奥深い上品な香りと味わいが楽しめるロングセラー。同担当者は「多くのファンに支えられていると認識しておりましたが、ここまでご注目いただけるとは思わず非常に驚きました」と反響を回想。これをきっかけに「初めて飲んでみた」という声も数多く届いたという。
梅の果汁感に加え、こだわり素材の黒酢、クエン酸なども配合され、猛暑が続くこれからの時期にぴったり。「19年のロングセラー商品ですが、これからも幅広い世代のお客さまに、長く愛され続ける商品としてお届けできればと思っております」とした。
ところで、梅よろしが「意味不明な山の自販機にしかない」というのは本当なのか?同担当者に聞くと「特に山間部にある自販機での販売が多いということはございません」との返答。どのようなエリアで販売しているかという点については、販売戦略的な側面から企業秘密だが、梅よろし自体が全国展開のため、地域やエリアを限定していることはないという。
ただ、傾向としては「都心部よりは地方のほうが販売されている自販機は多い」とのこと。意味不明な山以外にも置いてあるが、実際のところ都会よりは地方に多くあるということが分かった。
ちなみに、公式アプリ「Smile STAND」では、同社の自販機の場所を検索可能。ただ、特定の商品を置いている自販機を検索するシステムはないため、同担当者は「どのダイドー自販機で販売されているかも楽しみにしていただきながらお探しいただけると幸いです」とした。
ドリンク1ケースが20人に当たる同キャンペーンは7月3日まで開催中。詳しくは、同社公式Twitter(@DyDo_official)まで。