元NMB48の木下百花(26)が10日に配信されたYouTubeチャンネル「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」に出演。NMBを辞める際に、運営側に「辞めさせてくれなかったら、全部言いますよ」と脅したことを明かした。
木下は2010年9月のNMBオープニングメンバーオーディションに合格。髪を青に染めるなど、アイドルらしくない異端児として注目を集め、活躍したが、2017年7月に劇場公演中に突然、卒業を発表。9月に卒業した。
卒業発表時はステージで「NMBに入って、ずっと考えてきたことがあり、一人で決断した」と誰にも相談しなかったことを明かしていた。この日の配信では、「ずっと考えてきたこと」が何かを告白した。
木下が最初に精神的に不調を来したのが、2012年にシングル曲の選抜メンバーに入ったときという。「選ばれた瞬間に、大人の態度の変わるとか、握手会に急に人が増える」という変化を体験。普通なら喜ばしい状況だが、「どんどんおかしくなった、自分が」と話し、「体と精神がどこにあるか分からなかったのが完全に切り離された瞬間」とメンタルを理由に休業したという。
それでも「自分が本当に辞めたいのか」すらよく分からず、「仕事はちゃんとしようと頑張ろう」としばらくは、仕事に向き合った。しかし、2017年の卒業のタイミングを迎える。
「最初のときから目標にしていたことがあった」という木下は「嫌いな一番辞めてほしくないときに辞めようと思っていた。一人だけ嫌いな大人がいた。この人が一番困るときに辞めようと思って」と“復讐(ふくしゅう)”だったと明かした。
2017年の選抜総選挙では、須藤凛々花さんが突然、結婚を発表するなど波乱の展開に。木下は「その次の日に辞めますって言いに行った」と話し「(須藤さんの結婚について)メンバーの発言で解決したり盛り上がったり、48グループってあるじゃないですか。大人は前に出ないで、メンバーが表に立って発言するのが醍醐味だから、自分は頼まれるだろうなと思ったけど、メンバーやファンのためには言うけど『お前のためには絶対言わんぞ』っていう気持ちがあって、今、辞めたら絶対困るぞ、と思って言いに行った」と回顧した。