韓国サッカー界の元スター、アン・ジョンファンは現在“お年寄りマスター”として活躍中

椎 美雪 椎 美雪
後半、追加点を決めた横浜M・安貞桓(右=アン・ジョンファン)は先制点の田中隼と抱き合って喜ぶ=2004年6月19日、柏の葉公園総合競技場
後半、追加点を決めた横浜M・安貞桓(右=アン・ジョンファン)は先制点の田中隼と抱き合って喜ぶ=2004年6月19日、柏の葉公園総合競技場

 韓国サッカー界でかつて“英雄”と称されたアン・ジョンファン(安貞桓)が、現在は“高齢者マスター”として活躍している。

 アン・ジョンファンは韓国で放送中のリアルバラエティー『田舎警察 リターンズ』に出演中で、村の治安センターや交番の警察官として生活し、あらゆる苦情に対応しているのだ。

 ある日、共演者のキム・ソンジュとパトロールに出かけたアン・ジョンファンは、お年寄りたちにあいさつをする。幼いころ祖母に育てられたというアン・ジョンファンは、お年寄りたちの心を開くためにプレゼントを準備して、心を開く姿が描かれた。

 そしてパトロールから戻ると、キム・ソンジュが違法焼却現場を発見。一刻を争う中、慌ててパトカーから降りた2人はすぐに鎮火作業に入る。アン・ジョンファンは、あちこち走り回ってバケツに水をくみ、火種を消し、キム・ソンジュは周辺の交通整理を行い、息の合った姿を見せる。

 かと思えば、交番内で勤務中に「山中でイノシシの死体2体が発見された」と緊急出動要請が届く。イノシシの死体に屈せず落ち着いた様子で処理するアン・ジョンファンに対し、キム・ソンジュは緊張した表情で笑いを誘うのだった。

 現役時代、技術のみならず完璧なルックスを誇っていた彼は“韓国のベッカム”と呼ばれるほど女性たちから熱い視線が集められていた。そんなアン・ジョンファンも現在は47歳のアラフィフとなり、体系も少々ふくよかだ。

 現在はバラエティーに出演するほか、自身のYouTubeチャンネル『アン・ジョンファン19』で、サッカーに関するトークや解説を投稿している。

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