政治家女子48党(旧NHK党)前党首で、事務局長の立花孝志氏(55)が29日、国会内で会見し「私は辞めます」と、事務局長を辞任することを表明した。党の運営にも携わらないとし、NHKの受信料問題に取り組む政治団体「NHK党」の代表として活動を続ける意向を明らかにした。
27日には、幹事長の黒川敦彦氏(44)を事実上解任。黒川氏の政治団体「つばさの党」の政治資金パーティー開催をめぐって、立花氏と黒川氏が衝突したことが原因となった。24日に同党の大津綾香党首(30)と黒川氏が政治資金パーティーの開催を発表したが、あたかも政治家女子48党主催ととれる政治資金パーティー開催に〝詐欺行為〟と支援者らが反発。立花氏によると、党への借金返済を求めすでに債権者から取り付け騒ぎが起きているとした。
立花氏は、党は約11億円の負債があるが、残高は2400万円しかないと明かした。「すでにお金を返せない状況になっている。大津党首だったらお金を貸してくれない。代表権を返してもらわないと危ない」と大津氏に代表権を戻すよう求めたが、受け入れられなかったという。
今後について立花氏は「私自身は終わりなので、責任を持って辞めると申し上げている。斉藤健一郎(参院)議員が代表、党首をしてもらうのがいい」と明言。ガーシー前参院議員の除名にともない繰り上げ当選した斉藤健一郎参院議員(42)が、代表を引き継ぐ意向を明らかにした。