回転ずしチェーン・すし銚子丸が全店舗で「脱・回転」 レールでのすし提供4月26日までに終了へ

杉田 康人 杉田 康人
 ※画像はイメージです(naka/stock.adobe.com)
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 回転ずしチェーン大手で、千葉県を中心に「すし銚子丸」を展開する銚子丸(千葉市)は4日までに、すし銚子丸の全店舗で回転レールでのすし提供をやめ、タッチパネルを使用した注文方法を採用すると発表した。4月26日までに「回転」でのすし提供終了を終了させる。

 外食チェーンでの迷惑行為がSNSなどで拡散され、回転ずしチェーン各社が対応を急いでいるが「脱・回転」を打ち出したのは同社が初。公式ウェブサイトなどで「回転レールを使用することにより発生するフードロス対策や、昨今の飲食業界に大きなダメージを与えている迷惑行為への対策」と説明し、迷惑行為対策だけでなくフードロス削減の目的もあるとした。

 フルオーダー化に伴い、価格に応じた「色皿」を使用した商品の提供も廃止するという。回転ずしの存在意義を問いかねないドラスティックな施策になるが「お客様に安心してお食事を楽しんでいただけますよう、従業員一同誠心誠意取り組んで参ります」と理解を求めた。

 「すし銚子丸」では2月、横浜市内の店舗で、ガリに電子たばこの吸い殻が意図的に混入される被害を受けた。

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