Appleの初代iPhoneがオークションに出品され、6万3356ドル(約857万円)で落札された。同スマートフォンは2007年に発売。16年が経過した今、タトゥー・アーティストのカレン・グリーンさんが所有していた未開封品が、LCGオークションハウス主催のオークションで2500ドル(約34万円)の開始価格から27件の入札を受け高額で落札された。
商品の説明にはこう綴られていた。「2007年に発売されたAppleの第1世代オリジナルiPhone」「人類史上で最も重要かつユビキタスな発明の一つであるiPhoneは、2007年1月9日、マックワールド・サンフランシスコでスティーブ・ジョブズにより初めて紹介された」「それからわずか5カ月後の6月29日に499ドル(当時約6万1000円)/599ドル(当時約7万3000円)で発売された」
第1世代のスペックは、8GBのストレージ、2メガピクセルのカメラ、物理ホーム・ボタンなどだった。現在のiPhone 14は、1TBのストレージ、48メガピクセルのカメラ、物理ホーム・ボタンがなくなり、画面サイズとメモリ容量に応じて799ドル(約10万8000円)から販売されており発売当時との違いは大きい。
このスマートフォンを『ドクター・アンド・ザ・ディーバ』のお宝鑑定コーナーに持って行き、2019年放送当時5000ドル(当時約54万円)の価値があると言われたカレンさんは、最終的な落札価格に「圧倒された」と言われている。
一方で同オークションハウスは、初期のテック・アイテムに対する関心が高まっているとして、こう声明を発表している。「文化的価値のある収集品への関心が急激に高まっていることは間違いなく、販売数が増加しているにも関わらず、多くの人がこの分野はまだ黎明期の段階にあると考えています」