大物出演も酷評されたハリウッド大コケ映画 撮影現場で俳優同士が壮絶マジ喧嘩

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リチャード・E・グラント
リチャード・E・グラント

 ロバート・アルトマン監督の1994年の映画「プレタポルテ」の撮影現場が、出演者たちの壮絶な喧嘩で撮影現場が大混乱に陥っていたという。同作でファッションデザイナーのコート・ロムニーを演じたリチャード・E・グラントが明かした。

 パリで撮影中、ソフィア・ローレンが気絶するシーンで「ゴッドファーザーPART2」で知られるダニー・アイエロがソフィアと唇を交わそうとしたことが発端となり、大規模な喧嘩に発展したとリチャードは説明する。

 「『プレタポルテ』の撮影で僕らはみんなパリにいた。問題は台本がなかったことなんだ。即興でやらなきゃいけなかったから、それを利用した人もいた。ソフィア・ローレンが30年前に恋人だったマルチェロ・マストロヤンニを見て気絶してしまうというシーンを撮る日のこと、私はデザイナーの役でヴィヴィアン・ウエストウッドの服を使ったファッションショーの最中だった」。

 リチャードは、ダニーがソフィアとのシーンに自分から入ろうとしたため、醜態をさらしたとクリス・エヴァンスのポッドキャスト番組「ハウ・トゥ・ワウ」で語った。「『ハドソン・ホーク』で一緒に仕事をしたことがあるダニー・アイエロなんだけど、彼のキャラクターにはこのシーンに飛び込む理由は特になかったんだ。ソフィア・ローレンが気絶したとき、彼はこう言ったんだ。『えー、離れてください。口対口で蘇生します』。それで他の俳優達が『お前の出る幕じゃない、どけどけ』と叫んだ。そしたらにダニーは面白いことにこう言ったんだ。『ローレン・バコールの左翼め』ってね。映画内のことよりもずっとドラマチックだったよ。この対決の後、ダニーは他のキャストから仲間はずれにされた。ルパート・エヴェレットのセクシュアリティとローレン・バコールの左翼的見解について無礼なことを言ったからだ」。

 本作は、他にもキム・ベイシンガー、ジュリア・ロバーツ、ティム・ロビンス、フォレスト・ウィテカーなど豪華な顔ぶれで話題だったものの、批評家からは酷評され、失敗作とみなされている。

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