NHK党の立花孝志党首(55)が3日、国会内で定例会見に出席。立憲民主党と日本維新の会が同日、国対委員長、政調会長会談を開き、NHK党のガーシー参院議員(51)を念頭に正当な理由がなく欠席する議員の歳費を停止する法案提出を目指すとしたことに「国会に出てこないから歳費を払わないぞって…バカか!頭おかしいね。はっきり言ってバカども。ガーシーの給料を返納させて、なんのメリットがあるのか」と声を荒らげた。
ふだんは穏やかに会見に臨む立花氏が、めずらしく語気を強めた。「あまりにもバカなことを、立憲と維新が一緒になって。いつの間に一緒になったの?ガーシーは選挙の時に日本へ戻ってこないって言っている。選挙の前から言っとかなきゃ」と、皮肉を交えて反発した。
立花氏は「正当な理由って誰が判断するの?国会議員は労働者ではない。国会に来ないと仕事をしていないというのなら、入口にタイムカードを置いとけ。無能な議員は残業して、残業代を払えばいい。スキャンダルになったら議員は入院するじゃない。本当に病気なのか。ドバイの医師に診断書書かせようか?バカらしすぎる」と批判した。
〝嘘の正義より真実の悪〟とうたったガーシー氏の参院選ポスターを改めて持ち出した立花氏は「このポスターで当選したことを考えてみてください。選挙でいい顔しているヤツらが裏切り続けている。ガーシーに28万票、80万人もの人がNHK党に投票してくれている。一番強いのは誰なんですか?主権者なんですよ」と民意の支持を誇示した。
郵便法で禁じられている信書を民間業者に配達させたとして、NHK党は郵便法違反容疑でNHKを警視庁に刑事告発し、受理されている。NHKの予算を審議する参院総務委員会でガーシー氏に登院させ、国会の俎上(そじょう)に上げることを狙う立花氏は、ガーシー氏の議員としての使命を強調。「国会に来ないというだけで民意を無視して、国会議員が国会議員を辞めさせるのは言語道断。国会議員をいじめに入っている。不当な圧力。負けないですよ」とした。