タレントの杉原杏璃(40)が29日、都内で6年半ぶりの写真集「それから、」(ワニブックス)の発売記念イベントを開いた。グラビア界カムバックへの感慨から、取材では感激の涙を流した。
突然の出来事だった。取材に応じていた杉原が声を詰まらせた。「ちょっと…すいません」。目元に手をやり、瞳から涙があふれ出た。「ファンの方が喜んでくれて、お世話になった方にも久々に会えた。今日もこうしてたくさんの方に取材に来てもらえた」と、感涙の理由を語った。
自身の不惑、デビュー25周年を記念する写真集。Gカップのバストとくびれを武器に、2000年代のグラビア界で先頭を走った。35歳の2017年にグラビア活動を引退。以降は20代で始めた株式投資に関する仕事、補正下着ブランドを販売する実業家としても順調だった。そんな杉原が不惑を迎え、わき上がったのがグラビアへの思いだった。
「自分にとって記念になるのはグラビア」と今作への意欲を示した際、周囲からは反対されたという。「反対と言うよりはなんで、なんで、という感じでした。何が何でもやりたいと、私が説得する形でした」。野菜中心の食生活で減量を行い、ボディーメイクに努めた。関東近郊で行われた撮影では「肩を入れる、腰を入れるってどうやるんだっけって。勘を取り戻すのに時間がかかりました」と苦労した。そんなぎこちなさも含めて自然体をテーマに撮り終えた。
40歳の等身大の姿を表現した今作。「以前は胸と下乳を撮ってもらいましたが、お尻も積極的に出して、365度堪能できるように作りました」と胸を張った。点数を問われると「気持ちは100点ですけど、70点です。まだまだ伸び代があると思いたい」と語り、今後のグラビア活動については「私はやる気まんまんです」と意欲は十分。最後に「私の25年間の、胸いっぱいの愛が詰まっています。胸もお尻も愛してほしい」とアピールした杉原。涙顔から笑顔に変わっていた。