女性歌手のグウェン・ステファニー(53)が日本文化の盗用という非難に対して「私は日本人」と主張した。グウェンは物議を醸した「原宿ガールズ」時代への否定的な意見について尋ねられ、父親がヤマハの仕事で頻繁に日本に出張していたことに触れ、そのみやげ話に影響を受け、興味をそそられていたという。
グウェンはアリューア誌に「それが私の日本から受けた影響で、伝統に富みながらも未来的で、芸術、細部、規律にとても気を配る文化がとても魅力的だった」と語っている。
その後、大人になってから自らも原宿に足を運び、その文化に触れたグウェンは「『なんてこと、私は日本人なんだって知らなかった』ってなったの。本当にそうなのよ」と続けた。また自らの日本文化への愛には「無邪気さ」があり、「スーパーファン」だと表現。「私が何か美しいもののファンで、それを共有するのを(人々が)批判するというのは正しくないと思っているだけよ。クリエイティブで美しい時代だったと思う…原宿文化とアメリカ文化のピンポンね」「他の文化からインスピレーションを受けてもOKなはずよ。もしそれが許されないなら、それは人々を分断することになるわよね?」と説明した。
グウェンは2021年に当時の状況をどう振り返っているかと聞かれ「もし私たちの文化を売り買いしたり、取引したりしなかったら、私たちはこれほどまでに美しいものを持っていなかったでしょう。お互いから学び、分かち合い、成長していく。そしてこれらすべての線引きは、私たちをますます分断させるだけよ」と、同様の感想を語っていた。
グウェンの最新のコメントの後、代理人がアリューア誌の記者に連絡、グウェンが言おうとしていたことを「誤解していた」と指摘したが、それを明確にする声明は出していない。