「本当に座れるアメジスト椅子を製作したので見てください」。笑顔の絵文字を添えツイッターに投稿された、突起だらけの天然石の椅子が注目を集めている。
透明感のある紫色の天然石「アメジスト」の塊を使った椅子。座面には多数の結晶がゴツゴツと並び、ちょうど尻の位置にあたる中央付近にはひときわ大きな結晶が輝いている。
この「アメジスト椅子」を作った天然石販売店「factory-M」が写真をツイッターにアップすると、「痛そう」「本当に座れるの?」「尖ってる部分の配置がお尻にヤバイw」「真ん中のやつやばすぎる」「お尻に刺さらないかなぁ…」などとコメントがついた。
factory-Mの代表・長谷川皇一さんによると、約88キロのブラジル産アメジストに脚など付けた椅子で、総重量は約99キロにのぼる。大きさは「お相撲さんが座れるくらい」。埼玉県の桶川店で展示・販売しており、価格は約44万円(税別)だという。
アメリカへ天然石を買い付けに行った際に、L字に切り出されたこのアメジストに出会い「(L字の石は)飾り方も難しい。椅子にしてしまおう」と購入。安全のため鋭利な部分は研磨し、石を置く台座などを作る同店の技術を生かし安定性や安全面も配慮して作った。
座り心地について長谷川さんは、「痛くはない。石好きの方が言うには、ものすごくエネルギーを感じると」と説明。「ちょうどいいところが座面に出ている。大きな結晶のポイントが真ん中にありまして、いいところがツボに当たる。なおさら椅子にしてみようと遊び心満載でやった」と語った。