俳優の石原良純が5日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、11月28日に敗血症で亡くなった俳優の渡辺徹さんについて「徹さんが一番悔しい」とその死を悼んだ。良純と渡辺さんは、テレビドラマ「太陽にほえろ!」で共演していた。
番組では渡辺さんの突然の訃報を伝え、渡辺さんと親交が深かった茨城県古河市長の話などを紹介し、病気と闘った半生を振り返った。
良純は、渡辺さんとは「太陽にほえろ!」で共演。渡辺さんはラグビー部出身の刑事「ラガー」で、良純はコンピューターに強い頭脳派の「マイコン」役として人気を博した。
良純は「太陽にほえろ!での共演、もう40年近く前になるが、このニュースを聞いて驚いたのと、多分徹さんが一番悔しいというか、もったいない。これから新劇俳優として、芝居も後輩に伝えていく立場で、テレビタレントとしても新しい情報を伝えられる立場になってきたのに…」と早すぎる死を残念がった。
良純は「今年、『太陽にほえろ!』が放送50年で、集まりがあった。出演者では僕とか徹さんが若手で、一番明るく盛り上げ、ワイワイやる人だったが、参加されなかった」と渡辺さんはこの集まりに来なかったという。「テレビや制作発表では笑顔でしゃべって、声も大きいし、でも実際にはみんなで飲みますという時は、体調のことがあるのかなと。結果的にこういう話を聞くと、悪かった部分があるのかなと…」と振り返った。