ヒュー・ジャックマン 新作映画の現場で亡き父の「存在を感じた」10代息子の子育てに悩む姿演じる

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ヒュー・ジャックマン
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 俳優ヒュー・ジャックマン(54)は、新作映画『ザ・サン』の撮影現場で亡き父の「存在を感じた」という。 世界中の映画賞を総なめにした2020年の映画『ファーザー』のフロリアン・ゼレール監督による同最新作で、ヒューは自身の生い立ちからくる世代間のトラウマの中で、10代の息子の子育てに悩む男性を演じている。

 撮影中に自身の父親が亡くなったことで、個人的な悲しみと向き合う中、あるシーンを乗り切るためにキャストたちの「助け」に頼ったことは、心が浄化されるカタルシス体験であったとヒューはデッドラインに振り返っている。

 「彼(父親)は撮影が終わりに近づいていた頃に亡くなったんだ。自分の演じる役の息子が戻ってくるのを想像するシーンがあって、あのシーンは、彼が亡くなってから数日後のことだったから、とても難しいものだったのを覚えているよ」

 「普段なら、あのようなシーンでは、『自分のゾーンに入り、周囲は周囲で仕事をしてもらう必要がある。周りに影響されるわけにはいかない。自分の空間を作る』と思うんだけど、不思議なことに、みんなの助けがないと乗り切れない気がしたんだ。だから誰にも内緒で、みんなのことを見ていた。あのシーンがあった日の朝、私は彼ら一人一人の名前を書き留めた。自分には助けが必要だってね。心を閉ざすのではなく、つながる必要があった」

 「そして、部屋の中で彼の存在をはっきりと感じたのを覚えている。そう、よくわからないけど、作り話かもしれない、でもそう感じたことを覚えてるんだ」

 また、妻のデボラ=リー・ファーネスとの間に22歳のオスカーと17歳のエヴァを持つヒューは、この映画を作ったことで、より良い親になれたと信じているという。「この役を演じたことで、親としての弱さについて多くを学んだ。知らないということ。認めるということ。私には17歳と22歳の子供がいるけれど、私は自分の弱さ、疑い、心配を彼らに隠すつもりはないよ」

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