平成レトロ「たまごっち」がファッションアイテム!? 発売される欧米版では「おやじっち」が「サム」に

松田 和城 松田 和城
23日から発売される「Original Tamagotchi」
23日から発売される「Original Tamagotchi」

 平成に社会現象を巻き起こしたおもちゃ「たまごっち」が、令和にファッションアイテムとしてよみがえる。18年からの4年間、欧米で440万個の出荷を記録している人気商品「Original Tamagotchi」(税込3080円)16種が、23日からWEGO1.3.5.原宿竹下通り店とAmazonで販売される。

 バンダイ商品企画担当の青柳知里氏によると、昨今の平成レトロブームで「たまごっち」人気が再燃しているという。発売前日に行われたメディア内覧会では、「たまごっち」で遊んだ経験があるMZ世代(ミレニアル世代+Z世代)の男女が、商品をキーホルダーのような形でスマホにつけたり、腰にぶらさげたりしてアピールした。青柳氏は「ただのおもちゃではなく、ファッションアイテムとして捉えていただきたい」と期待を寄せた。

 2000年代の「Y2Kファッション」が流行している10代~20代のZ世代をターゲットに、「たまごっち」ブームの発祥地でとなった原宿で商品を展開する。WEGO1.3.5.原宿竹下通り店の担当者は「中身が平成のまま新しくリニューアルした『たまごっち』なので、よりオシャレでファッションに取り入れられるのではないかなと思います」と話した。

 「Original Tamagotchi」は、日本で生まれた初代「たまごっち」(96年)と「新種発見!!たまごっち」(97年)の欧米版商品。90年代に流行し、18年のリバイバル以降もさまざまなデザインで展開され、子供から大人まで人気を誇った。同商品の誕生25周年を記念し、欧米発売当時のプログラムのまま発売される。

 日本版と欧米版では、育てられるキャラクターなどが一部異なるという。青柳氏は「日本版のレアキャラで『おやじっち』がいるんですけど、欧米だと『サムっち』っていうキャラになっています。あげるご飯も日本だとお茶碗の白飯が、欧米版だとパンになったりとか。ちょっとした違いも楽しんでいただけると思います」と語った。

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