ドイツが娯楽目的の大麻使用の合法化に向かっている。26日にショルツ政権が成人の娯楽目的の大麻の流通と消費を規制付きで解禁する法制化計画を発表。計画が実現すれば、2024年から成人による個人消費目的の最大30グラムまでの大麻所得と保持が合法となる。
私的に自分で大麻草を栽培するのも一定限度で認められ、今の関連捜査や刑事手続きは終了することになる。
議会、及び欧州委員会からの承認が必要なものの、カール・ラウターバッハ厚生大臣は大麻を違法にしないことで若者の健康が向上すると話す。「もしこの法律が可決された場合、大麻を合法化することは欧州で最もリベラルなプロジェクトとなると同時に、最も規制された市場となります」「欧州でのモデルとなるでしょう」
欧州ではマルタが娯楽目的の大麻を既に合法化。他のいくつかの諸国では医療目的として限られた量が許可されている。また欧州以外ではカナダやウルグアイで娯楽目的の大麻が合法化されている。ドイツでは2017年から医療目的に限って大麻が合法化されていた。