79歳の英大物ミュージシャン 公開書簡でロシアに終戦を懇願「親愛なるプーチン大統領ー」

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ロジャー・ウォーターズ
ロジャー・ウォーターズ

 英国出身のミュージシャン、ロジャー・ウォーターズ(79)が、ロシアのプーチン大統領宛ての公開書簡を書き、ウクライナでの「凶悪な戦争」を終わらせるよう求めた。先日は、ウクライナのオレーナ・ゼレンシカ大統領夫人に宛てた2通の公開書簡の中で「虐殺を止める」ためにロシアとの停戦を求めていた。その後紛争の双方へ手紙を書くべきだというコメントを受けた事がきっかけになったようだ。

 ちなみにロジャーは、以前出演したインタビュー番組の中での戦争ついての意見が物議を醸しており、先週末ポーランドのクラクフ市議側はロジャーが「ウクライナで起こっていることを理解していない」と反論。2023年にクラクフ・アリーナで予定されている2公演を禁止した。

 今回ロジャーが、ポーランドを手始めに「ヨーロッパ全体を蹂躙する」つもりかと尋ね、「世界を粉々に吹き飛ばす」つもりはないと「保証」してくれるよう求めた書簡は、率直な挨拶でこう始まっている。

 「親愛なるプーチン大統領、今年2月24日にロシア連邦がウクライナに侵攻して以来、私は自分の小さな影響力を使って、停戦とウクライナとロシア連邦双方の安全上の必要性に対応する外交的解決を促そうと努力してきました。あなたはこの戦争の終結を望みますか?もし、『イエス』と答えてくれればたちまち事態は楽になり、『ロシア連邦はクリミア、ドネツク、ルバンスクのロシア語を話す住民の安全保障以上の領土的関心はない』と言ってくれたら、それもまた助けになるでしょう」「私にも子供や孫がいるし、世界中のほとんどの兄弟姉妹がそうであるように、誰も危険極まりない核戦争のような結果を望んでいません」

 プーチン大統領からの返答への期待と共に、書簡はこう締めくくられている。「アメリカやNATOが数バレルの石油の為に他の主権国家を侵略していることは分かっていますが、だからと言ってウクライナへ侵攻するべきではありません」「もし返信をいただけたら、私はあなたに敬意を表し、持続可能な平和に向けた正しい方向への立派な一歩だと思うでしょう」

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