韓国オンラインコミュニティーに、「ジョングクは“歌詞ロボット”」という、興味深いタイトルのスレッドが上がった。
そこには、BTS(防弾少年団)のジョングクが、自身のパート以外の歌詞も全て覚えている理由が書かれている。
ここでは、ARMY(アーミー:BTSファン名称)も「なるほど」とうなずいた、投稿主の見解をご紹介。才能溢れるジョングクが、どれほどBTSの曲に貢献しているかが、改めて実感できる内容だ。
ジョングクはグループ内で、メインボーカルとリードダンサーを担当しながら、最近はARMYへ自作曲をプレゼントするなど、作詞作曲も積極的に手掛けている。
しかし、彼の活躍はそれだけではない。
なんとジョングクは、BTSのデビューアルバムからほとんどの楽曲で、コーラスを担当している。楽曲クレジットにも、“コーラス ジョングク”と記されているのを、知っているファンもいるだろう。
オンラインコミュニティーのスレッド主は、まさに、このジョングクの“コーラス”に注目。
ジョングクは主に、メロディーにハモるバックボーカルや、アドリブ、同じパートを複数重ねるダブリングでBTSの曲を支えている。ボーカルを際立たせるような、曲に合わせたアドリブはお手のものだ。
アドリブと言えば、ファンにはBTSのリアリティー番組『In the SOOP BTS ver.』のテーマソングで、ジョングクが歌った「ウォウ、ウォウ、ウォウ、ベイベ~」が印象深いだろう。
実はこれこそが、ジョングクが自身のパート以外の歌詞も全て覚えてしまう理由なのだ。これについては、ジョングクも歌詞を覚える秘訣として「コーラス」と明かしている。
しかし、ラップまでも歌えるのはさすが! まさにジョングクは、“リリック・マシーン”だ。
オンラインコミュニティーには、そんな“リリック・マシーン”のジョングクが、コーラスとして活躍を見せるエピソードが紹介されている。
公式YouTube(ユーチューブ)チャンネル『BANGTANTV』には、ジョングクがソロ曲『Euphoria』の、リミックスバージョンのコーラスをレコーディングする様子が公開されている。
いくつものパターンを試し、悩みながら曲に合うコーラスを探す。その真剣な姿には、思わず引き込まれてしまう。
また、『In the SOOP BTS ver.』のテーマソングをレコーディングした時のこと。
SUGAが、レコーディングブースに入ったジミンに「メインだけ歌えばいいよ。コーラスはジョングクが歌うから心配しないで」と声を掛け、メンバーが笑っているシーンがある。
このテーマソングは、もともとメンバーが遊びながら作ったものだったが、やはり形に残すとなれば、ジョングクのコーラスが必須のようだ。
過去には、J-HOPEが即席コーラスを依頼したことも。
バンドの生演奏をバックに『Save Me』を歌う際、「あの部分、コーラスを頼んでいい?」とジョングクに急遽依頼。
ジョングクは、収録直前の依頼だったにも関わらず、J-HOPEのボーカルに完璧な和音を乗せ、キレイな2人のハーモニーを聞かせてくれた。
この2人のハーモニーと言えば、かつてサンパウロのコンサートで披露した、『Outoro:WINGS』を思い出す人も多いだろう。この時の見事なハモリは、ファンの間で”伝説”の一つとして語り継がれている。
そして最後のエピソードは、BTSの名曲を多数誕生させているRMから。
RMは、以前ツイッターで「曲作業はこれも良さそう、あれも良さそうと悩みの連続・・。だからジョングクが必要、僕が絵さえ描けば、彼が具体化してくれる」と明かしている。
ボーカルのディレクティングをする時、RMが抽象的に説明しても、ジョングクがそれを具体化して、ボーカルメンバーに伝達してくれるそうだ。
ジョングクは、BTSの曲にコーラスで彩りを添えるだけではなく、BTSの音楽活動そのものを支える存在でもあるようだ。
これらのエピソードを知ったネットユーザーは、
「ジョングクができないことってあるの?」
「曲に合うコーラスの音量調節までも自分でやるジョングク、もう愛さずにはいられない」
「BTSのダンスラインで、メインボーカルで、コーラスまでって。ジョングクは、本当にかっこいい!」
「バックボーカルを聴くと、音階のコントロールが本当にうまい」
「ジョングクのコーラスはすごく重要。毎回上達していると感じる理由は、ジョングクの地道な努力にあるんだ」
「ジョングクが重ねたハーモニーで、BTSの歌をさらに豊かにしてくれてありがとう!」
など、彼のコーラスを称賛する声で溢れている。
(構成:酒井知亜)