コルク栓の中に書斎部屋が!幅4センチのミニチュア空間が「すごすぎる」と話題に

松田 和城 松田 和城
こびと屋さんのミニチュア作品(本人提供)
こびと屋さんのミニチュア作品(本人提供)

 ワインに使用されるコルク栓をくりぬいてできた空間にミニチュアを置いた作品が、その緻密さから「すごすぎる」とネット上で話題を呼んでいる。

 製作した30代主婦のこびと屋(@cobitoya)さんは21日、自身のツイッターに「#多分私しかやってない コルク栓の中に部屋をつくってみたり」とつづり、画像を公開。本棚、椅子に座る人、机が並ぶ、ミステリアスな雰囲気ただよう書斎部屋が、幅約4.5センチ、高さ約4センチの小さな空間にギュッと詰めこまれた。こびと屋さんは「ミニチュアの本棚に入れる本も1つ1つつくっているのですが、背表紙の模様を考えるのが少々大変でした。それでも私的に譲れないポイントでもあったので画像を探しながら塗りました」と振り返った。

 コルク栓をなぜ使用したのか。こびと屋さんは「もともと部材を見るのが好きで、ホームセンターに行った際、ふとコルク栓が目にとまり『コルク栓の中にミニチュアをつくったらかわいのでは?』と思ったのがきっかけでした」と説明。コルク栓にカッターで切り込みを入れた後、中身をくりぬき、ペンチなどで土台となる部分を調整。くりぬいたサイズに合わせながらミニチュアをつくっていった。全て手作業で行うため「1つ1つのサイズや形が変わり、微調整をしながらつくっていくので時間は掛かりがちです」。初めてつくる作品は完成まで約10日間要するという。

 ミニチュア製作を約3年半前から始めたというこびと屋さん。ミニチュアの魅力について「自分が好きな風景やシーンなどを手の上で眺めることができ、コビトたちが住んでいる場所をちょっとのぞき見しているような、そんなワクワク感があります」と語った。

 24日現在まででリツイート数は1500を超え、1万2000件以上の「いいね」を獲得。反響が大きくなるにつれ、うれしさより驚きが徐々に強くなった。「9000いいねくらいで『夢かな?』と思い始めました。いろいろな方からリプをいただき、中でもいつも仲良くしてくれている作家さんたちが『いいね伸びていてうれしい!すごい!』『どこまで伸びるんだろ!緊張する!』『もっとのびろー!』と言ってくれたのがとてもうれしく思いました」と喜んだ。

 こびと屋さんは、通販サイト「minne」でオリジナルのミニチュア、ジオラマを販売している。今後について「スケールは変わらずに多くのコビトが生活していそうな、そんな団地のようなミニチュアをつくりたいです。いつかは『ミニチュアをつくるのが仕事です!』と言ってみたかったりもします」と抱負を語った。

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