NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の源頼家役、フジ系ドラマ「魔法のリノベ」の久保寺彰役などで注目を集める俳優・金子大地(25)が20日、都内で自身初の写真集「DAICHI KANEKO」(撮影・山田智和、東京ニュース通信社刊)の発売イベントに登場。「鎌倉殿の13人」出演への反響を明かすとともに、撮影の舞台となった北海道への郷土愛を語った。
故郷・北海道と東京で撮影が行われ、雪景色が広がる広大な自然の中で馬と触れ合う姿や、ダイナミックに雪に飛び込んだカット、カフェでのナチュラルな表情などを収録。等身大の表情と、俳優としての精悍な顔、その二面性が表現された。
金子は「照れくささもありつつ、今の自分がとても詰まった写真集になったのではないかなと思います」と感想を口にした。東京に対しては今も緊張を強いられることがあるといい「人前に立つのが、未だに慣れない。浮いてるんじゃないかと思うくらい(今も)フワフワしている。そろそろ慣れたいなと思いながらやっている」と笑いを誘った。
お気に入りのカットには、羅臼の海で撮影したカットをあげ「まず、景色がすごい綺麗なのと、故郷だからとても良いとかではなくて、北海道にはエネルギーがあるなと思っていて、そのエネルギーが映し出された1枚になっているのではないかなと思います」と説明。写真集へのキャッチコピーを尋ねられ『拝啓、北海道さま、いつもありがとう』と頭を悩ませながらも答えた。
「鎌倉殿の13人」出演後の反響については「僕というよりかは『今の大河おもしろい』というのをすごく聞いて、それがとても嬉しいです。『この後どうなるの?』とか聞かれると、楽しんでもらえているなと感じます」と笑みを浮かべた。また、撮影現場については途中参加とあって、「最初は緊張しました。“自分が上座?”みたいな感覚はありましたね。大御所の豪華な俳優さんの前でお芝居をするのはすごく緊張したけど、小栗さん始めとするスタッフさんやキャストの皆さんが、温かく迎えて下さったので、本当にリラックスして、集中して演じられたかなと思います」と振り返った。印象的な出来事については、「誰よりも派手な衣装を着ていることが、違和感がありました。(カメラが回る前までは)『すみません!』とペコペコしていたのに、『よーい、スタート』ってなると“お主!”みたいな感じでやらないといけないから、いつもなんか違和感がありました。本番は出来たのではないかなと思います」と語った。
今後については、「変わらず、1個1個(の作品に)真摯に取り組んでいきたいです。あと、いつかは北海道を題材とした作品(に出演)が出来たらいいなと思います」と意気込みを口にした。