アキナ秋山 サッカー漫画ノート50冊以上自作の小学生時代 山名は「大きめの楽しみ」心待ちの夏休み

アキナの山名文和(左)と秋山賢太
アキナの山名文和(左)と秋山賢太

 お笑いコンビ「アキナ」の山名文和(42)と秋山賢太(39)が、28日に大阪市内のよしもとアカデミー大阪校で行われる小・中・高校生対象イベント「よしもと放課後クラブ エンタメサマーキャンプ in 大阪」にゲスト出演する。夏休みの子どもたちに漫才を伝授する2人が、自身の幼少期や夏の思い出を語った。

 放課後にお笑い力やコミュニケーション力を身に付ける”クラブ活動”として10月に開設される「よしもと放課後クラブ」の1日体験イベント。秋山は「お笑いとは、と難しく考えなくていい。来て、一緒に笑って、楽しかったなで帰れるのが一番いい」と、お笑いスターを目指す子もそうでない子どもも歓迎する。

 お笑いで培った”力”ついて、山名は「人をからかう時の『これ以上言ったらあかんライン』」が判別できるようになったと話す。「ひどければひどいほうがおもろいと若い時は思うかもしれない。お笑いをやったおかげで、楽しいまま終われる線引きができるようになった」とコミュニケーションの変化を語った。

 小学生時代の山名は7月中に夏休みの宿題を済ませ、カレンダーに書き込んだ家族旅行やプール遊び、祖母の家に行く日などを楽しみに過ごしていたという。「大きめの楽しみのある日がやってくるまでは友達と遊ぶんですけど、頭の片隅では『これが済んだらもうすぐ旅行がやってくる』って思っている。旅行までの暇な時間を潰すために友達と遊んでいる感覚でした」と、行事を楽しみにするあまり遊びに熱中しきれなかった冷静な子ども時代を明かした。

 一方の秋山は大好きなサッカーと絵を「半々で」楽しんでいた。「友達とサッカーして、もうちょっとやろうとなっても『ごめん絵を描きたいから今日は帰るわ』って感じでした。漫画を描いて、それを友達に見せていたんです」。友人を登場人物にしたサッカー漫画を小学3年生から約3年間描き、大学ノート50冊以上の作品ができたという。

 秋山は絵が得意な両親の影響で描き始め、今ではイラスト個展を開催するほどの腕前を持つ。妻でABCアナウンサーの塚本麻里衣(34)との間に生まれた1歳5カ月の娘にもペンと紙を渡してみたが「まだあんまり興味を持ってないです」。そのかわり、娘は水泳教室に通っているといい「お風呂場で(自分から水に)顔をつけたりするんです。すごいなと思った。僕は水が怖いんで、泳げるようになってほしい」とパパの顔で笑った。

 カナヅチの秋山は、夏の海で溺れかけたエピソードも持つ。「バナナボートに先輩とみんなで乗っていて、僕は泳げないんで芸人のノリで蹴って落とすのはやめてくださいねって言っていたんです。それがフリに聞こえたのか、ほんまに途中で蹴られて落ちたんです」。

 仲間が秋山の溺れかけた姿を冗談だと思い笑っている中、山名は真剣に助けに向かった。「僕ら元々トリオだったんですが、1人減ってコンビになったんです。また1人減ったらピンになる!と思って(笑)、これは危ないと思ってすぐ飛び込みました」(山名)。秋山は「2012年の夏です。たむらけんじさんが僕のこと蹴ったんで、それもしっかり書いといてください」と笑いを誘った。

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